ご近所付き合いって案外疲れる事が多いですよね。 近隣トラブルが事件に発展...なんて、物騒なニュースも度々流れてきますが、近くに住んでいるからこそ気を付けるべき事っていろいろあるんです。 こちらの記事ではストレスなく良好な関係を築いていくための5つのポイントや、ご近所付き合いのメリット・デメリットなどをまとめています。
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ご近所付き合いを良好に保つ5つのポイント
不要なトラブルを避けるため、一切の関わりを持たないようにしてしまうと、地域で孤立してしまったり、いざという時、助けてもらえなかったり、逆に不要なトラブルを生んでしまう事もあるので、最低限のポイントは抑えながら付き合っていく事が大切です。
ここでは、最低限抑えておきたい5つのポイントをあげていこうと思います。
地域で決められたルールやマナーはしっかり守る
ゴミ出しの時間や分別、掃除や見守り当番、地域によってさまざまな決まり事があります。 「 郷に入れば郷に従え 」で、地域の決まり事は、しっかり守って協力していく事も大切です。 自分の家だからといって、庭の手入れもせず荒れ放題、大きな騒音を立てる...など、相手を不快にさせるような事がないように気を付けましょう。
顔を合わせた時には挨拶をする
同じ地域に住んでいて顔見知りなのにも関わらず、道ですれ違っても知らん顔...実際に、私の近所にもこういう方がいるのですが、当然、印象も悪いですし、何かあった時にチカラになってあげようって気持ちにはなれません。
地域で顔を合わせたら、立ち止まってまでして世間話をする必要はないですが、にっこり笑って挨拶を交わすだけでも、印象が全く違ってきます。
ご近所さんの噂話や陰口は言わない
私自身が、今住んでいる地域のご近所さんと積極的に交流していた頃、飲み会やランチで奥さん連中が集まると、花咲く話題は決まって愚痴や噂話、不満や陰口でした。 自分自身は、まだ誰がどんな人だか分かっていなかったので、ひたすら聞き役で「 えー、そうなんですねぇ。」と相づちを打つだけでした。
でも、その場に居て相づちを打っていただけなのに、いつの間にか「 はてなさん(私)も、そう言ってたよ? 」なんて事になっていたり。 愚痴や陰口には、絶対に言わないのはもちろんですが、そういう場に身をおかない事も大切です。 ささっと身を引く事が出来ない場合は、話題をすり替えたりするようにして、回避するスキルを身に付けていきましょう。
広く浅くお付き合い
ご近所付き合いで面倒な事が多くても、一切関わらないようにしていると、それはそれで問題です。 かと言って、深く関わりすぎてしまうのもトラブルのもと。
賃貸ならまだしも、一戸建てともなると、ご近所さんとの関係悪化で居づらいからこの地域を離れたいと思っても、そうそう簡単に引っ越しも出来ません。ご近所付き合いは、広く浅く、付かず離れずの関係がベストです。
自宅の庭やまわりもキレイにしておく
自宅や自宅周りの印象って、その家の住人の印象にも繋がります。 すごくキレイにしている人は、きっとキチンとしたご家庭なんだなって思えますが、庭先が不要物で溢れていたり、草もボーボーだったりすると、いい加減な人だなという印象に。
また、庭の草木の手入れが出来ておらず、お隣さんとの境界線を超えて生えている事が、ご近所トラブルになったという話もよく聞きます。 自分が保有する家や庭ではありますが、地域のコミュニティの輪の中で暮らしていくには、まわりの方々に不快な思いをさせない事も大切になってきます。
ご近所付き合いは切っても切れない
私自身、結婚して夫婦2人だけで賃貸アパートに住んでいた頃は、隣りに住む人の事はほとんど知らない状態で、顔を合わせれば挨拶する程度...特に、ご近所付き合いで疲れたり面倒だと感じる事はありませんでした。
ところが子供が生まれ、一戸建てのマイホームを持つようになってから、今までには無かったご近所付き合いがたくさん発生するようになり、それに伴って良かった事もありましたが、困惑したり疲れたり、ストレスを抱える事もたくさんありました^^;
私が今の地域に引っ越した当初は、右も左も分からない事が多くて、ご近所さんとうまくやっていかないとって思いから、誘われるがまま、ご近所ママさん同士の飲み会に参加したり、お互いの家に行き来してお茶をしながらおしゃべりしたり、とにかく無理をして必要以上に関わり合っていました。
近くに住んでいるという安心感もあったけれど、近くに住んでいるからこそ干渉される事も増えてきて、距離が縮まれば縮まるほど、嫌な話を耳にするようになったり、意図せずトラブルに巻き込まれる事もしばしば。
今の地域で暮らすようになってはや10年。 切っても切れないご近所付き合いだからこそ、しっかりと自分の中でルールを決めて関わっていく事が、ご近所付き合いを良好に保つポイントだという事を私自身、身を持って体感しました^^;
ご近所付き合いには、まさにメリット・デメリットがあります。
ご近所付き合いのメリット
子供の学校の事や地域の事などの情報共有が出来る
子供が保育園や幼稚園、小学校に行くようになると、子供が同世代のご近所さんとの距離は一気に縮まります。 学校の役員やクラスの事、あとは「 小児科ならあそこがいいよ!」「 あそこのスーパーは何時から安くなるよ。」といった、病院やお店、地域の情報なども色々教えてもらえるので、私自身も本当に助かりました。
何かあった時に助け合える安心感が得られる
ここ数年、災害が多いですが、地域での防災訓練なども年に1回は開催されるし、いざ、避難する事になっても、顔見知りのご近所さんがいると安心感があります。
去年の台風で電柱に木が倒れて、私の住んでいる世帯だけ一時停電になった事があったのですが、少し離れた世帯のご近所さんは大丈夫で、「 冷凍庫の食品大丈夫?預かるよー?」と声をかけてもらえて、不安でいっぱいの中、すごく心が温まったのを覚えています。
お土産や家庭菜園のお野菜などのお裾分けをし合える
うちの地域では、畑を借りて結構本格的な家庭菜園をされているお年寄りの方も多く、たくさん採れたから...とお野菜のお裾分けをいただく事も多いので、こちらもそのお返しで旅先のお土産を持っていったり、実家からの送り物のお裾分けをしたりしています。
そういった交流が持てていると、長くお留守にしたりされたりしている時なんかも、お互いに防犯面で目を光らせておこうって気持ちになったり、ご近所同士で不要なトラブルを起こさないようにしようという気持ちにも繋がります。
いろんな世代の方々と関わりが持てるようになる
地域の中では若い世代、私の家のような中年層、お年寄りだけのご家庭など、さまざまな世代の方が住んでいます。
子供が小さいうちは、まわりのお年寄りの方が目をかけて下さったり、逆にこちらも一人暮らしのお年寄りの方を気にかけるようにしたり。 役員などを経験すると特に感じますが、いろんな世代の方々と関わる事で、勉強になったり得られる知識もたくさんあります。
ご近所付き合いのデメリット
聞きたくない陰口や噂話を耳にするようになった
仲良くなったから...とか、子供どうしが同世代だから...と深く関わるようになってしまうと、為になる情報だけでなく、聞きたくない陰口や噂話、不満などを耳にするようになります。
陰口や噂話は悪い言霊の宝庫、自分自身のエネルギーもどんどん下げられてしまうので、こういう話題の出る場には近付かないようにしなければいけません。
子供の事や家の事など、いちいち干渉される
ご近所さんとの距離が近くなりすぎると、「 今日、1日車があったね。」「 子供さん、どこの高校に行ってるの?」「 夜遅くに出かけてたけど、どこ行ってたの?」 などと、プライベートな事にも顔を突っ込んで来る方がおられます。
何気なく話した事が、自慢話のように聞こえてしまったり、噂話のネタにされたり、いちいち干渉してくる方が近所にいたら、特に要注意! サラッと受け流すようにしないと、後々トラブルのもとになったりもします。
子供繋がりのトラブルが大なり小なり出てくる
同世代の子供繋がりでご近所付き合いがあると、「 近所の子供が遊びに来て、夕方遅い時間まで帰らない。」「 毎日のように遊びに来て、おやつをねだってくる。」「 部屋をぐちゃぐちゃにして帰っていく。」なんていう事も出てきます。( すべて体験談w )
ストレートに文句を言ってしまうと角が立つし、注意してそこから子供どうしの関係が悪くなっても 困るし...なんて思ったりで、ハッキリ言えない事でモヤモヤする事も多々。
トラブルがあってもすぐに引っ越せない
一軒家を購入して、35年ローンとか抱えてしまうと、何かトラブルがあってもすぐに引っ越す事が出来ません。 ご近所付き合いを良好にしておかなければ、居心地の悪いまま、そこに住み続けなければいけないというデメリットがつきまとってきます。
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まとめ
デメリットだけを見てしまうと、ご近所付き合いって面倒、できればご近所付き合いしたくないって思う方が多いでしょうが、ここにあげたようなメリットもたくさんあります。 私自身が経験して思う事は、ご近所さんとの距離感をどれだけバランス良く保てるかという事。
「 遠くの親戚より近くの他人 」ということわざもありますが、案外、身内よりご近所さんの方が頼りになったり助けられたって事もあるのはたしかだと思います。 付かず離れず、程よい距離を保ちつつ、良いご近所付き合いを築いていきたいものですね^^
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