七五三、男の子はキリッとした袴姿、女の子は可愛い着物姿になって、親子揃って写真撮影 & 神社へお参り...でも、そもそも七五三って何の為にしてるんだろう? ってわからないままにやっているって方も少なくないかもしれませんね^^; 今日は、七五三の由来や千歳飴の意味、11月15日に行われるようになった経緯などを簡単に解説したいと思います。
七五三の由来を簡単に解説すると...
冒頭にも書きましたが、七五三の由来を詳しく知らないまま、なんとなく行事の1つとして行っているって方、意外と多いんです。
私も長男が3歳を迎える年に初めて「 七五三って? 」って疑問に思ったのですが、それまでは恥ずかしながら、七五三の事は「 健やかな成長を祝う日? 」ってくらいの認識で正直、起源や由来などよく分かっていませんでした^^;
七五三の起源は?
七五三の起源には諸説ありますが、平安時代に行われていた儀式がもとになっていると言われています。 昔は今と違って、子供の死亡率もとても高かったので、節目・節目で子供の成長を祝い、また健康を願っていたんです。
今のように、3歳・5歳・7歳の節目で儀式が行われるようになったのは江戸時代からと言われていますよ。
この儀式は武家の間で行われていましたが、それが庶民にも広く伝わり、明治時代に入ってから【 七五三 】と呼ばれるようになって、今のような3歳・5歳・7歳の節目に神社にお参りするという形に定着するようになったんです。
ただ、これも地域によって違いがあったりもします。 一般的に男の子は3・5歳で女の子は5・7歳に七五三を祝いますが、男の子は5歳のみとか、7歳でも男女ともに七五三を祝う...とかいろいろだったりもしますしね。
我が家は長男、次男共に3歳・5歳に七五三のお参りをして記念の写真を残しましたよ^^
七五三の千歳飴の由来は?
七五三って言えば、やっぱり千歳飴が思い浮かびますよね^^ お米と麦芽を使った棒状の飴で、「 千年飴 」や「 長命飴 」と呼んでいる地域もあります。
この千歳飴のもとになったのは、元禄時代( 1688年 ~ )江戸・浅草で飴売りをしていた七兵衛さんという方が、千歳飴を考えて売り出すようになったのがはじまりと言われていますが、それより前の元和時代( 1615年 ~ )平野甚左衛門さんという大阪商人が江戸に出向いて売り出したのがはじまりという説もあります。
我が子が健康に長生きするように...という願いを込めて、縁起の良い紅白の着色、細く長い形状の飴になっています。 千歳飴の袋はこれまた縁起の良い寿の文字や鶴亀・松竹梅などの絵柄が描かれています。
千歳飴はどこで売ってるの?
千歳飴は売り物ではなく、七五三参りをした際にご祈祷の授与品として頒布されるのが一般的です。 ただ、神社によっては境内で売っている場合もあるので、神社でご祈祷を受けずに購入したい場合、七五三参りをされる神社で販売されているか問い合わせしてみられるといいでしょう。
ただ、神社によってはご祈祷されても授与品の千歳飴は頒布していないという事もあるので、それも事前に確認しておかれたいいですね^^
最近は七五三の時期になると、洋菓子や和菓子屋さん、スーパーなどでも取り扱っておられるお店があり、神社でなくとも買う事が出来ます。 でも、これはお祓いなどされていないごくごく普通の長い飴になります^^;
ネット通販でも購入する事が出来ますよ。
千歳飴はどうしたらいいの?
千歳飴は本来は子供に食べさせるための飴ではなく、神社でお参りして授与品として持ち帰り、ご近所や親戚などに配るためのものです。 昔は甘いお菓子も貴重なものだったので、大人にも喜ばれていました。
今ではそんな慣習も薄れてきているので、もちろん持ち帰って子供や家族で長寿を願いながら食べるってかたちでいいかと^^
七五三が11月15日になった由来とは?
七五三が11月15日になったのには、これまた諸説ありますが、最も有力とされているのは天和時代( 1681年 ~ ) に徳川綱吉( 江戸幕府第5代将軍 ) の長男である徳川徳松 の長寿と健康をこの年の11月15日に祈ったというのがはじまりと言われています。
15日というのは、日本で使われている二十八宿のうちの鬼宿という日にあたり、鬼が出歩かない日と言われています。 子供の健康を祈るのには吉日である事から、11月15日が七五三として定着していったんだとか...
七五三参りは必ず11月15日でないとダメ?
七五三参りは11月15日までに...というのが一般的ですが、なかなか都合よく予定が合わない場合もあるでしょうし、10月から11月にかけて家族の都合の良い日で参拝に行かれれば大丈夫です。
混雑を避けて、11月15日を過ぎて参拝に行くというご家庭もあるようですし、なにがなんでも11月15日! と思わなくてもいいですよ^^ 我が家も長男、次男ともに、10月の後半あたりで参拝しました。
やっぱり少し時期をずらした方が混雑してないので、小さい子連れでしかも慣れない着物で...となると、日付をずらして正解でした^^; 我が子の健康や長寿祈願をする事がメインですしね♪ お天気や体の調子、日程の都合など臨機応変に対応されたらいいかと思います。

まとめ
我が子の七五三の写真、たまに懐かしく眺めてるんですけど、3歳・5歳・7歳、この年齢の時しか残せない可愛らしさがあって、親ばか全開でにやけてしまいます^^ 今では、それぞれ大きく成長していますが、今も昔も子供の健康と長寿を願う親の気持ちは変わらないんだなってしみじみ思いますね♪
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