私自身、いろいろなイラストレーターさんのイラストを見ていて、いったいどんな風に描いているんだろうって気になる事が多いので、参考までに私のイラストの描き方を記事にしてみます^^ ソフトはCLIP STUDIOを使用しています。
ラスターレイヤーに下書きを描く
紙に描いた線画のイラスト( 下書き )をスキャナやスマホカメラで取り込んでデジタル画にしてから絵を描くという方もおられるみたいなのですが、私の場合はCLIP STUDIOのラスターレイヤーに直接描き込んでいきます。
解像度 300dpi
カラー RGB
色 ブルー
ブラシサイズ 10px
あくまで下書きなので、何度も線を重ねていきますが、私はこの時点でほぼイメージに近い感じに仕上げていきます。
私は青色で描いていますが、実際に下書きの上からペン入れする時( 黒色 )に区別の付きやすい色で描いておく方がいいです。
ベクターレイヤーにペン入れ
ラスターレイヤーの下書きが完成したら、不透明度を 10 まで下げて「 新規ベクターレイヤー 」を立ち上げます。
ベクターレイヤーにペン入れしていく時は、ペンではなく図形のベジェ曲線を使って描きます。
ベジェ曲線で描いておくと、あとで線の細かい修正がしやすいし、消しゴムツールで重なった部分や飛び出した部分を消す時「 ベクター消去 」が神的に良い仕事をしてくれるから^^
飛び出した部分をペンでなぞるだけで交点までの部分を一瞬できれいに消してくれるんです。これめちゃくちゃ便利です!
余談ですが...クリップスタジオを使い始めたばかりの頃、私はこのベジェ曲線の機能を知らなくって、全部フリーハンドで線を引いていました。 フリーハンドで描くので思ったように線が描けなくって、描いては消し...描いては消し...で、1つのイラストを描くにもすごく時間がかかっていたんです^^;
このベジェ曲線を知ってからイラストを描くスピードが格段にUPしたのと同時に、イラストを描くのが今まで以上に楽しくなりました。 クリップスタジオでベジェ曲線を使って描いた事が無いって方は、是非一度、このベジェ曲線でイラストを描いてみて下さいね!
※ ベジェ曲線で描く場合は、ベクターレイヤーを立ち上げて描くのも忘れずに! ラスターレイヤーで描いてしまうと、後で線の微調整が出来なくなります。
ペン入れが全て終わったら、下書きのラスターレイヤーを非表示、もしくは消去してしまいます。
塗りつぶしツールで色塗り
ペン入れが全て終わったら「 新規ラスターレイヤー 」をベクターレイヤー( ペン入れしたもの )の下側に立ち上げて「 塗りつぶしツール 」で色塗りしていきます。
※「 他レイヤーを参照 」を選択してから塗りつぶしていきます。 細かい塗り漏れは「 囲って塗る 」を使ってペンでクルッと囲ってから塗りつぶすときれいに塗れます。
全部の色が塗れました^^
※ パーツごとにレイヤーを分けて塗っています。
クリッピングして影を付けていく
パーツごとに分けて色塗りしたレイヤーをクリッピング( 乗算 )して、エアブラシ( 柔らか )を使って影を付けていきます。
こうする事で平坦だったイラストに立体感が出てきます。
ペン入れした線を消していく
ペン入れをしたベクターレイヤーを選択して、目と口以外の線を消していきます。
線を消す事でほんわかした雰囲気のイラストになります^^
背景に葉っぱの貼り付けていく
ファイル > 読み込み > 画像
で、事前に作成しておいた「 紅葉 」と「 イチョウ 」の画像を読み込んで好きな位置に貼り付けていきます。
もっと貼り付けたい場合は、コピー & ペースト で好きなだけ増やしていきます。
出来上がり
背景を淡く色付けして完成~!!
まとめ
CLIP STUDIOでイラストを描く方法はYou TubeなんかでもたくさんUPされていますが、絶対にこの手法で描かないとダメ...というルールはありません。 ソフトの中のペンやいろいろなツールで遊びながら、自分だけのオリジナル手法を編み出していくのも面白いですよ^^
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